障害っていいな
2019.03.20 カテゴリー: ( ブログ )
皆さん、こんにちは。
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
今回のテーマは「障害っていいな」
昔、アニメ「日本昔話」のエンディングテーマで「人間っていいな♪」という歌があったのですが、最近そのテーマソングに乗せて「障害っていいな♪」と思う事がありました。
いくつかきっかけがあり、卒業や入学、年度替わりなど節目を迎えるこの春にふと思ったことでした。
昨年末あたりから有難いことに単発や継続のお仕事をいつもに増して頂く事が多くなってきました。
そのお仕事の全てがやりたい事で、私の経験が活かされ、今の私なら(体力的にも能力的にも)と任せて頂けるので、やらせて頂いていたのですが、とうとう風邪を引いて数日間ダウンしてしまいました。
昔の私なら人と比較して、出来ないところや足りないところを見ては
「どうして出来ないんだろう」
「こんなに頑張っても出来ないなんて」
「この障害のせいで」
「障害がなければ、、、」
と、きっと悩んだり悔しがったりしていました。
けれど今は、障害や特性があって無理が効かないからこそ、清々しく一番やりたい事に、一番大切な事に、一番貢献出来る事に集中することが出来るんだと気づきました。
障害でなければ、私はきっと普通になることを諦めきれなかった。
諦めるとは、意味が二つあります。
①辞書では
「とても見込みがない、しかたがないと思いきる。断念する。」
②仏教では
「諦める=諦観。あきらかにみる。」
私は障害を無かったことにしたくて、普通になれるように死に物狂いで頑張っては倒れ続けて来ました。
そしてそのたびに出来ない自分をダメだと否定して苦しめながら。
今は障害を自分の一部として【あきら】かにみて、認【める】。つまり【あきらめる】を通して障害のある私だからこそ、一番大切な事に集中しようと断念ではなく、決断出来ました。
障害受容が出来ているとは思わないし、障害受容する事だけがすばらしいとは思わないけれど、私の頭の中で日本昔話のエンディングテーマと共に「人間っていいな♪ 障害っていいな♪」と、思えた瞬間でした。
この文を読んでいろんな感じ方があると思いますが、どの感じ方もその時のその人にとっての正解でいつか皆が障害のあるなし関係なく「自分っていいな♪」と、思えたらいいなと願っています。
工夫しても出来ない、、、そんな時は
2019.02.20 カテゴリー: ( ブログ )
皆さん、こんにちは。
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
今回のテーマは「工夫しても出来ない、、、そんな時は」
これまでブログでは発達障害の特性で困る事をどう工夫して乗り切るか、そんな視点の記事が多かったと思います。ちょうどニュースでも紹介しているJYCの発達特性分科会でまとめでお話してきた事ですが、
【 全ての工夫は自分のやりたい事をする為(自分づくり)= エネルギーバランス 】を取る為にしています。
もちろん工夫は大切でまだまだあるので、これからもたくさんご紹介していきたいと思うのですが、どんなにどんなに工夫をしたとしても、今日のテーマ「工夫しても出来ない、、、そんな時は」も必ずあると思います。
そんな時に私がしている事、考えていることを少しお話したいと思います。
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④工夫しても出来ない、、、そんな時は
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私が工夫しても出来ない事の代表格。
【体調管理】
→年々年齢に逆行して元気になって来ているものの、どんなに工夫しても気を付けてもアップダウンやブレーカーが落ちるように疲れ果ててしまいます。
⇒お医者さんからの一言
「そうだね、どんなに気を付けていても倒れるときは倒れちゃいますね。
そんな時は・・・休むんですね。」
⇒エリーからの一言
「よかよ~!そんな時は・・・今は冬だから(冬季鬱傾向があります)春まで冬眠してくださ~い♪」
【躁転した時の衝動買い】
→700人くらい集まったJYCフォーラムのマルシェでテンションが上がり、沢山買い物してしまいました、、、
⇒私から私へ一言
「そんな時は・・・日本経済に貢献できた!
素敵な生産者さんと出会えた、応援出来た。嬉しい。」
【転んだ時】
→JYCフォーラムの発表直前、大学の階段で派手に転んで持っているもの全て飛び散らかり、黒いタイツは真っ白に、、、
⇒私から私へ一言
「落ちたものは拾えばOK!
汚れたタイツは拭けばOK!
骨折してなければ問題なし!
この後の発表でADHDのエピソードと笑いのネタになる!!よし!」
「工夫しても出来ない、、、そんな時は」
こんな考え方もあるのかもしれません。
私が今まで出会った人たちから貰ってきた言葉や考え方。
私がコーチングを学んで身に着けた考え方。
もしこのブログをご覧の誰かが工夫しても出来ない、、、そんな時に寄添える言葉があればとてもうれしいです。
次回は「私の人生を変えた人たち」についてお話したいと思います。
『堂々とサポート&ゲーム感覚の工夫③』 ~ 忘れないためではなく「忘れた後に思い出す」為の工夫について ~
2019.01.16 カテゴリー: ( ブログ )
皆さん、こんにちは。
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
本年もよろしくお願い致します。
今回は、日常生活や仕事の中でもADHDの特性が強く出ている「忘れん坊」と、忘れないためではなく「忘れた後に思い出す」為の工夫について書いてみたいと思います。
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③忘れないためではなく「忘れた後に思い出す」為の工夫について
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私はADHDの特性で短期メモリが弱くなっています。
多くの人もたまには冷蔵庫を開けて「何で冷蔵庫開けたんだっけ?」ということもありますよね。
私は何か思いついても、次の事をしてしまったり、何か話しかけられたり、体や意識が動いた瞬間にすっかり忘れてしまうのが、毎日の通常運転です。
携帯を持ちながら「何をしたかったんだっけ?」(スケジュール?、メール?、電話???)
手帳にメモを書こうとして「何書こうとしてたんだっけ???」
ただ忘れてしまう、覚えられないだけではなく感覚過敏やストレスなどで記憶量が一段と減る事があります。
人と自分を比べていた時はこんなことも覚えられない自分がバカみたいで情けなくて何とか皆みたいに覚えようとしていた時は、失敗だらけでした。
発達障がいのADHDで私はこういう忘れっぽい所がある。それが私。
皆と同じ様には覚えられないけれど、その私のまま覚えられなくてもやりたい事は諦めないと決めてからは
【忘れないためではなく「忘れた後に思い出す」為の工夫について】
考えて試していく様になってから不思議と失敗も減り何より生きやすくなってきました。
どんな工夫をしているかというと、例えば物を覚える事と時間配分が苦手な私が困るのは、毎日のスケジュールを何事もなくこなす事だったりします。
なので毎日大活躍なのが携帯のアラーム!
例えば今日の一日
6:00 起きる
7:30 ゴミ出し
8:30 出かける準備スタート
9:20 〇〇へ移動、10時着
10:50 面談終了
11:30 △△へ移動、12時30分着
17:00 □□へ移動、17時30分着
18:20 面談終了
18:45 ☆☆へ移動、19時30分着
20:30 打合せ終了
21:00 アイスクリームを買って帰る
この他にも自転車に乗って帰る、洗濯を干すなど、ちょっとした事ほど覚えていられないので私の第二の脳「アラーム」が毎日大活躍です。
次回は「工夫しても出来ない、、、そんな時は」をテーマにお届けしたいと思います。