Blog for hope ~夢を与えるブログ~

『本当はどうしたい?』

2018.09.27 カテゴリー: ( ブログ )

皆さん、こんにちは。
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障害当事者&コーチング講師の和声です。

9/23は秋分の日でしたね。
秋分は、春分の日からちょうど半分。
昼と夜の長さが同じになる日です。

今年の夏は、猛暑から大雨、台風、地震など各地で大きな被害が続いた夏でした。
皆さま、大切な方々含めご無事でしたでしょうか。少しでも早い復旧を祈っています。

そして…私の周りでは、天候だけではなく心も身体も、荒れたり疲れたりする人の多かった印象ですが、大きく荒れる日々も、月末や季節など、節目、節目で、

『今日で終わり』

そしてまた、
『終わりは、はじまり』

と、気分を新たにしたいですね。
私も、『10月はどんな月にしたいかな?』と
10月のテーマ≪ゆるゆると、自分に正直に≫をスケジュール帳に書き込みました。

 

さて、今日は幼少期から少し飛んで、
私が鬱病を発症した20代の頃のお話です。
テーマは≪働く≫

鬱病は、今から思えば、発達障害の二次障害のひとつであり、現在の双極性障害の症状のひとつでした。
当時は、発達障害も双極性障害も全く予想だにせず、ひたすら

『自分は仕事が出来ない』

『自分はダメだ、努力が足りない』

『仕事が出来ない=生きていけない』

と生死をかけたような悲壮感でお仕事をしていました。

 

鬱になり、休職を繰り返しながら、幼い子も抱え生活のために完治しないまま、騙し騙しの復職 。
そして、鬱から、パニック障害、自律神経失調症へ。
毎日、頭痛が酷く、頭痛薬が手放せませんでした。
5時間たって鎮痛剤が切れると我慢できずに吐いてしまう痛み。
最後は、酷いめまい状態になり職場のトイレで吐き続け、売り場(デパートの喫茶店や販売業をしていました)に戻れなくなり、限界…退職。

転職も色々しましたが、年々悪くなり、31歳には半年ほど寝たきり、引きこもり状態になっていました。

 

今思うと、
『皆のように出来ない自分は生きていてはダメだ!』というレベルで自己否定し続けていたので、実は仕事が上手くいかないときだけでなく、
『仕事が上手くいって認められた時』も、鬱はどんどんと悪くなっていきました。

何故かというと、
仕事が出来たとしても、そもそもの【前提】が、数々の失敗や怒られ続けた挫折経験から

【前提】
本来の私
=仕事が出来ない
=ダメな存在(と強く思い込んでいる)

なので、どんなに仕事が出来ていたり、周りから認めてもらったとしても、
『今は出来ていても、いつか仕事で失敗したら、ここ以外私なんてどこも働くことは出来ない=生きていけない!』
という焦りが強く、ますます辛さが募っていきました。

 

仕事の辛さは、私の場合、今お話しした『自己肯定感の低さ』や、
仕事で失敗したときのトラウマ、
仕事が特性に合うか合わないか、
人間関係、、などなど
様々な要因がありました。

 

15歳から定時制高校に通いながら、働きだし、今年で社会人になってから27年。
産休と鬱での休職をひいても四半世紀になりました。
それでも勤続は最長で4年、早いときはうつの再発で数週間で退職などもあり、不安定に転々としてきました。

団体の代表はさせていただいたことはあっても、正社員になったことは社会人人生27年のうち一度もありません(笑)

名古屋だけでなく、豊橋や岐阜県大垣などでも毎月お仕事させてもらったり、出張で東京や長野にも当たり前に行けるようになった今でも、実は、
(月)~(金)9時~18時、いわゆる週5日連勤の8時間勤務だと1~2週間ほどで、鬱が再発してしまう自信があります(笑)
体も心も、追い付きません。

 

しかし、考え方は大事ですね。
『普通には働けない』のか、
『人とは違う働き方なら働ける』のか。

『ストレスで吐いて辛い』のか、
『吐いてしまうこともあるけれどデトックス!スッキリ!おかげでよく休めた』なのか。

暖かな考え方(コーチングでは肯定的な視点、味方の立場)をしてくれる人との出会いと、コーチングを学ぶことで、私の場合は自分への目線が人生で初めて優しくなれました。

 

やっと、今までの自分を、

『なぜ、こんなに自分を殺すほど苦しんでまで働いているんだろう』

と思うことができました。
そして、自分をもっと(あの頃に比べたらマシ、とかではなく)本当に一番望む幸せにしてあげたくなったので、

 

『本当はどうしたい?』
と何度も何度も自分に聞きました。

 

思えば、この質問は10年以上前に一番最初のmyコーチが問いかけてくれ、答えられずただただ泣けたときと同じ質問。
忘れられない人生を変えてくれた質問です。

働くときの選択基準は、もちろん色々ありますし、立場によって変わります。

子どもが小さいときは、
『子どもと笑顔で暮らすため』に働きたかった。

鬱になったあとは、
『自分が働きたいと思える仕事か?』
『自分が元気に幸せに働けるか?』
です。

 

そのためには、

 

①特性を否定しないで理解し
②言語化し、
③配慮だけでなくこちらの工夫も具体的に伝えられ、
④自分らしく特性も生かして出来るお仕事とやり方を見つけること

がとても大事だったのだと思いました。

 

そして、私の場合コーチングアカデミーに入校したときの選択基準も『人』で、
どんな人といるかも大切です。

もっといえば、
『自分を大切に、幸せにするために、誰といるか?』
『どう関わる(離れる)か?』なので、『人』が大事なのかもしれません。

確かに転職、退職を繰り返し、31歳には鬱で寝たきりになるほど、就労困難者だった私。
その私が、今こうして発達障害も双極性障害もオープンにしながらコーチや講師のお仕事をさせてもらえるのも、沢山の方に助けられ、細かな工夫から上手くいく方法の発見を積み重ねてきたから。

 

次回は、どんな人と出会い、どんなサポートを受け、どんな工夫をしてきたか。

◾️私の専属スタイリスト、エリー
◾️一番苦手なITをサポート、IT’Dr
◾️スマホのアラーム大活躍!

など、身近なところからお話しようと思います。どうぞお楽しみに♪

 

では最後に。
もしも、今、働くことに悩み苦しんでいたり、これから働くことに大きな不安をもっている人がいたら、私の人生が変わった3つの質問を贈りたいと思います。

 


『自分をプラスの気持ちにさせてあげられているかな?(感情)』

『本当はどんな感情を、働くなかで味わいたい?』

『どんな時に味わうことがある?どうしてだろう?何が大事だから?』

 


『心地よく(身体も心も健やかに)働けているかな?』

『本当はどうしたい?』

『どんな働き方だったら心地よく健やかに働けそう?』
『もしも何でもできるし、していいとした。何をしたい?何をしない?』

 


『心地よく働くことで、心地よく暮らせている?』

 

質問から人生が、変わります。
あなたの人生も、あなたの大切な人の人生も、自分らしい幸せで溢れますように☆

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