和声の夢が叶った話
2021.07.28 カテゴリー: ( ブログ )
和声の8年越しの夢が叶いました。
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
私が特別顧問・コーチング講師として8年関わっている通信制高校サポート校 NSA高等学院での事でした。
この学校には生徒へのコーチング授業だけではなく、同じコーチングプログラムとメンタルケアを保護者の方々にも毎月提供するファミリーサポート講座「ふぁみさぽ」があります。
ふぁみさぽでは、多くの親御さん達から、お子さんの不登校や発達障害など、深いお悩みやお気持ちをずっとお聞きしてきました。
子供たちへのコーチング授業は、「肯定的なコミュニケーション」「味方の存在」を体感する場。
生徒に授業で届けるだけでなく、親御さんにも同じようにコーチング=「肯定的なコミュニケーション」を届けることで、親御さんにも味方を届けたい。
肯定的なコミュニケーションで体感出来るのは、親も子も、どんな気持ちも、どんな今も、否定されずありのままの自分を受け止めてもらえる安心感。
そしていつか、
親御さんだけではなく、
生徒も一緒に、
卒業生もいつでもこれて、
卒業生の親御さんももちろん。
色んな立場の人々が、その違いを越えて一緒にそこで、安心して笑って参加できる。
そんなダイバーシティなごちゃまぜのふぁみさぽ。
それが、和声の8年越しの夢。
まさに2021年7月、ふぁみさぽで24人の親子&卒業生参加、サポーター、先生…
ふと気付くと私の目の前には夢にまで見た光景が実現していました!
ふぁみさぽでは、沢山の大人も子どもも、懐かしくも大人になった卒業生も、在校生で大人数が苦手だったりメンタルがめちゃめちゃしんどい生徒も、それぞれのペースで参加します。
学校らしくない机にバランスボールやソファー、ラグマットなど、自由に選べるホールの中で、どこでどうやって学ぶか、また今の自分の体調やメンタルに合わせてどこまで参加するかを自主的に選んで参加する事が出来ます。
友達の不調に気付いてそっと教えに来てくれて、友達のサポートを先生に頼んで自分は自分の選んだ場所でしっかりワークをする生徒。
メンタルが落ち着かずクッションに身体を沈めて、ぬいぐるみを抱きしめながら、それでも参加してくれた生徒。
外ではなかなか喋れないのに、グループワークにチャレンジしてくれた生徒。
どの生徒も、学校で気持ちを否定されずに聞いてもらってきているので、ペアワークでは大人達の話を先に聞いてあげしっかりと受け止めてあげていました。
親御さん自身が人生の主人公として生きて、子どもが学校に行くか行かないか、障害があるかないか、に関わらず幸せに生きている未来。
一番しんどい所や、傷付きやすい入学当初から見てきていた生徒たちにも、私達にも、とてもとてもチャレンジでダイバーシティな企画でした。
夢にまで見たビジョンそのままの光景が拡がっていました…。
その時私は、キング牧師の「私には夢がある」のスピーチを思い出していました。
いつか多様な立場の人が、親も子も卒業生も、障がいがある子もない子も、誰もが自分のペースで安心して同じテーブル、同じ場で肯定的なコミュニケーションが出来る日がある
守り続けていては、手に入らないものもある。
壊して、おおきく再生していくこともある。
思い通りにいく日もいかない日も、夢にまで見た日に繋がる変化の扉、チャレンジのチャンスなのかもしれません。
こんな嬉しい日があるのも、8年間、どんな時も続けてこれたからこそ。
先生方や支えて下さる多くの方々、そして私と出逢ってくれた生徒達に心からの感謝を!
あなたの夢も叶いますように