≪不安≫
2018.11.22 カテゴリー:詩 ( ブログ )
私は、不安とずっと一緒に生きてきた。
昔は、不安なんて無くなればいいって、目の敵にしてたけど。
今は、もしかしたら、そうでもないかも。
もしも私が、不安を分類したならば。
今ならきっと、
『不安が、強いか、弱いか』
『不安が、多いか、少ないか』
て、分けると思う。
私は、今は不安は強いが、少ない。
多くない。
だから、不安でも、ご機嫌に生きていける日も、瞬間も増えてきた。
昔の私と同じように、
たとえ小さくても、大きくても、不安が多い人は、とても辛そう。
漠然とした不安もとても辛そう。
そんな人の側にいって、一緒にひとつずつ小さな不安を数えたい。
漠然の怖さの中から、サバッ!とお風呂を上がるように、沈みこんだ不安の中から上がりたい。
息苦しい不安の中から、『ぷはっ!』と息をし直すように、不安と背中合わせの希望に向かって顔を上げたい。
強くて、多くて、何より『深い』
そんな不安といるときは、不安の中でしか見えない景色を一緒に見ながら、味わいたい。もしかしたら、不安の暗闇の中で星のように見える何かがあるかもしれない。
不安も、人生の醍醐味。
生きてるときしか、味わえない。
安心しちゃったら、もう味わえない。
今だけ、かもしれないんだから。