「お子さんの未来を信じる――18年の歩みを取り戻すために」
2025.03.25 カテゴリー: ( ブログ )
子どもが不安や自己否定に陥っているとき、親として何ができるのか――そう悩む方は多いのではないでしょうか?
「うちの子はなぜこんなに自信がないのだろう?」
「どうしたら笑顔になれるのだろう?」
そんな想いを抱えているお父さん・お母さんへ、今日は少し長い視点で子どもを見守る大切さについてお話ししたいと思います。
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18年かけて失われた自己価値は、18年かけて取り戻していく
お子さんが「自分には価値がない」と感じるようになったのは、一朝一夕のことではありません。
18年間の経験の積み重ねの中で、少しずつ「自分はダメなんだ」「どうせ認めてもらえない」と思うようになってしまったのです。
そこで、逆に考えてみてください。
18年かけて失ったものなら、18年かけて取り戻せばいいのです。
「そんなに長くかかるの?」と思うかもしれませんね。
大丈夫、安心してください。実際には、そこまでの時間はかからないことが多いのです。
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本気で向き合えば、数年で変化が訪れる
私たちが関わるのは、人です。
人を育むには時間がかかります。
しかし、その時間は決して無駄にはなりません。
お子さんに「あなたには価値があるんだよ」「あなたの存在が大切なんだよ」と伝え続けることで、少しずつ心がほどけていきます。
最初は泣いてばかりかもしれません。
その涙は「助けてほしい」というサインでもあります。
親御さんが根気強く、優しく寄り添うことで、やがてお子さんの心に変化が訪れるでしょう。
長い目で見ると、数年で大きく変わることも珍しくありません。
18年分のネガティブな思い込みをすぐに解消するのは難しくても、数年の積み重ねで「自分は大丈夫」「ありのままでいいんだ」と思えるようになっていきます。
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親御さん自身の変化が、お子さんの変化につながる
ここで、親御さんご自身の成長にも目を向けてみましょう。
以前は、お子さんの状態に一喜一憂し、不安になってパニックになってしまうこともあったかもしれません。
それでも今、お子さんの涙や悲しみに飲み込まれず、冷静に受け止めることができているのではないでしょうか?
これは、親御さん自身が変化し、成長している証です。
そして、親が変われば、子どもも変わります。
変化は一直線には進みません。
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三寒四温――「ゆらぎながら肯定し続ける」
自然の気温が少しずつ春に向かうように、心の成長も「三寒四温」です。
一歩前進したと思ったら、また後退したように見えることもあるでしょう。
「せっかく元気になったと思ったのに、また落ち込んでる…」
「やっぱり何も変わらないのかな?」
そんなふうに感じる瞬間もあるかもしれません。
ただ、それは「揺らぎながら肯定し続ける」プロセスの一部です。
この時期に、「やっぱりダメだ」と諦めてしまうと、本当に変わらなくなります。
それでも、「今は心の三寒四温の時期」と思いながら、温かい愛情を注ぎ続けていけば、少しずつ、確実に変わっていきます。
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お子さんの人生には、それだけの価値がある
何より大切なのは、「この子の人生には、それだけの時間をかける価値がある」と信じることです。
焦る必要はありません。
お子さんのペースに合わせ、じっくりと関わっていくことで、必ず笑顔の未来が待っています。
「大丈夫、一緒に歩んでいこう」
そんな気持ちで、今日もお子さんと向き合ってみませんか?
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長い目で、お子さんの未来を信じていきましょう。
あなたの愛情は、きっとお子さんの心に届きます。
心揺らぐとき、何度でも覚悟をし直し受け入れる
2025.01.28 カテゴリー: ( ブログ )
毎月第一日曜日に、セルフコーチングシートを使って、前月の振り返りから現状確認、欲しい未来とその為の行動だしまでする「セルフコーチングの会 WISH」を開催しています。
https://wish-and-hope.square.site/
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者でコーチング講師の和声です。
年末年始の区切りはもちろん、転職や結婚、大病や故人のお見送りなど…人生の区切りとなる時や、大切な人を見送るような非常時にこそ、いつもと同じようにセルフコーチングシートを重ねることはとても深い意味があります。
シートのシンプルな質問から、戸惑いや予想外の自分の気持ちなど、ほんの少しでも言葉に起こせるのは(自分の外に出せるのは)とても貴重なことです。
・今の気持ち
・味方になって一言
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非常時には、等身大の今の気持ちも、寄り添える自分(味方)を見つけるのも、なかなか出来ない凄いことと思います。
時に、気持ちの整理のつかなさ、自分に戸惑うことも、当然のこと。
ありのままの自分自身を受け入れ生きていく覚悟も、どうしようも無い現実を受け入れる覚悟も、実は1度すれば良いものではありません。
揺らぐ私たちは、何度も何度も 「覚悟をし直す」ことが自然です。
例えば大切な人を見送る時には、どんなに覚悟をしていても、前々から心の準備や介護をどんなにしていたとしても戸惑うのが、大切な人を「見送る」ということかも知れません。
それは、見送り以外でも共通していて、受け止める、から始まり、どんなに大きく哀しくても現実として総てを「受け入れる」まで深めなければならないからこそ「何度でも」、なのかなと思います。
だからこそ見送りの時も、誰もが通夜葬儀、初七日、四十九日、一周忌、三回忌、、、と人の心を癒していくために時間をかけていきます。
もしこの記事をご覧の方で、いま大切な方を見送ったり、変化の大きな現実に向き合っている方がいらしたら、安心して時間をかけて戸惑いながら、気持ちの整理をゆっくりしていってほしいと願います。
もし1人で心の整理が難しい時には、初回限定無料電話相談で和声にお話頂く事もできます。
良ければ、いつでもお電話であなたのお気持ち(上手く話せなくてもそのままのお気持ち)をお聞かせくださいね。
ただ聴くだけしか出来ませんが、話すだけでも心が流れ出すので必要な時には遠慮なくどうぞ。
人生の中で覚悟をし直しながら、自分自身や現実を受け入れる時。
あなたに寄り添う味方になれますように。
相談する時に効果的な質問
2024.11.08 カテゴリー: ( ブログ )
「どうしたらいいですか?」
相談で聞かれる1番多い質問です。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者でコーチング講師の和声です。
・なりたい自分になること
・大切な人との欲しい関係性
どちらも自分を軸に考えて、自分で選んで行くことですが、私達は悩む時にはついつい正解を求めがちになります。
「相手はどう思うだろう?」
「相手にどうやって言えばいい?」
「どうしたらいいですか?」
しかし外側で相手から見た正解を探す限り、自分が納得出来る「人生の答え」はなかなか見つかりません。
つまり、悩み続ける事になるのです。
そこで、まず私は、いつもこんな問いかけをさせてもらいます。
「○○さんは、どうしたいですか?」
「何を大切にしたいですか?」
「どんな関係性になれたらいいですか?」
大きく抽象的な質問は答えづらい時もあります。
正解を言わなくては、という癖がある人は尚更、答えにくくなります。
理想を口にしても、現実とのギャップに心が耐えられない時も無意識に口にする事が難しくなることもあります。
そんな時には、
「ではまず、この相談が終わった時に、○○さんはどうなっていたらいいなと思いますか?」
この質問は、小中学生にも一緒に考えやすい質問です。
何のために相談しているのか?
自分をどうしたいと考えているのか?
自分が主役になって人生のハンドルを握る第1歩の質問になります。
「どうしたらいいんだろう…」
答えの出ない悩みがある時には、
「本当は自分はどうしたい?」
「本当は何を大切にしたい?」
そんな【自分への質問】から始めてみるのもオススメです。
悩める時こそ、すぐそこに本当に生きたい人生が待っている時。
人生のハンドルを自分で切って、生きたい未来へ人生を変えていける、可能性の扉が開く時です。
あなたのお悩みが、あなたの人生を豊かにしてくれますように。