「高校で相談を担当される先生向け・発達障害研修を実施しました」
2024.12.13 カテゴリー: ( ニュース )
9月に実施した企業様向けの発達障害研修に引き続き、名古屋市障害者理解に関する講師派遣事業(※1)の一環で研修をさせて頂きました。
今回は教育分野にて、高校で相談を担当される先生方向けに「発達障害研修」をお届けしてきました。
・発達障害を○○に例えると?
・実践!コミュニケーションで大切にして欲しいたった一つのコツ
・発達障害当事者&支援者の講師から伝える「発達障害特性と対策」
・コミュニケーションから考える障害理解「発達障がいに関わる生徒対応について困りごと」のグループワーク
・質疑応答
支援者でもあり発達障害当事者でもある講師から、「否定しないコミュニケーション」「味方の在り方」を軸に研修させて頂きました。
ご要望を頂き研修に組み込んだグループワークでは、現場の困りごとを共有し質疑応答にお答えする事で、研修をただの知識や情報に留めずに、現場で今日から使える行動にしてもらいます。
お困りごとでは、発達障害の生徒自身のトラブルだけにとどまらず、周りとの関係性でのお悩みが多かったのが印象的でした。
だからこそ、コミュニケーションから解決を図る実例が先生方に響いて頂けたようでした。
・発達障害当事者にも伝わる、すぐに使える否定しないセリフ例
・先生だけ、学校だけで解決出来ないことは地域連携のチーム支援
・高校3年間を超えて人生の長いスパンで見守る支援の在り方
等をお伝えしました。
個人的に、中学の不登校から定時制高校へ進学した私は、学校での講演会などは今まで緊張が大変強かったのですが、先生方が前向きに発達障害の生徒の明るい未来のために学んで下さっていることに逆に感動し、緊張が解れ、今までの経験の全てを還元する集大成となりました。「いつか自分の生徒も肥後さんのようになるかもしれないと希望になりました」と仰って頂けた事が、少しでも恩送りになったかと、恩師の事を思い出しました。
*1) 名古屋市障害者理解に関する講師派遣事業 https://shougairikai-nagoya.jp/