Blog for hope ~夢を与えるブログ~

子供が不登校で悲しい時は

2024.05.01 カテゴリー: ( ブログ )

「始業式」は…○○
あなたにとって、○○は何が入りますか?

 

いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者でコーチング講師の和声です。

 

入学式に始業式。
大人達も年度が変わり、新しい環境に皆が精一杯の春。

始業式前後から、不登校の本人達よりも不安な親御さんたちのご相談をよく頂くようになりました。

 

行くかな、行かないかな、、、
傷つかないように最悪(と思う)状態をイメージしてみたり。
マイナスイメージをしすぎて、不安になったり子どもの可能性を信じられなくなったり。
行けるように子どもを第一優先で、自分の人生で向き合うことや、大切なものを後回しにすると、子供に振り回されることになったり。

 

「始業式、今日だったけど行けませんでした…。」

 

そんな悲痛なメッセージには、和声はこんな風に返します。

 

・今回「は」行けなかったんだね。
→ずっと行けていなくても、今回「も」と過去の事まで悲しまなくていいですからね

・どんなに親として、様々な想定と腹を括る事をしていたとしても、ショックな気持ちも、悲しくなる気持ちもあって当然。
→子どもの結果だけでなく、自分にガッカリしてしまうのもよくある事です。

 

和声には、どれもが想定内。だからこそ、こんな風にお返事します。

「よかよか! ショックだなーー 悲しいなーー(泣)と 思う存分、今だけの気持ち、味わっておいてくださいね」

 

だって、子どもが元気になってしまったら、笑顔で過ごせるようになったら、自立してしまったら、、、
こんな気持ち、残りの人生でももうなかなか味わえない貴重な感情かも知れませんからね。

 

そして、感情をしっかり味わったその後にオススメワークを1つ。

「こんなにショック、悲しいのは、何を大事にできなかったと思ってるからだろう??
私は本当は何を大事にしたかったんだろう?」

と自分に聞いてみる。
自分の気持ちを受け止めることができたからこそ、そこで終わらせずに、 その次へ。

マスターコーチングでは、
感情は出来事が作るのではなく、
出来事+個性(大切なもの)が作ると言われています。

子どもが学校に行かない、という1つの出来事が、親の不安や悲しい気持ちを作るなら、全ての親が同じ感情になるはず。
けれど、不安な親、悲しむ親、怒る親、ほっとする親(頑張りすぎて倒れる我が子が休んでくれたらほっとするかもしれませんよね)…
色んな感情が、その親御さんごとに変わるなら、一人一人違う個性=大切なものの違いが、感情を生み出す源泉だったのです。

 

そうですよね、人は大事なものにしか決して感情を動かさない。
自分にとってどうでもいいもの、興味のないものにはそもそも感情は動かないのです。

何を大切にしているかが分かると、自分の気持ち(本音)を自分で 受けとめることが出来るので、子どもをコントロールしようとしたり、逆に子どもに振り回されることも減っていきます。

「怖いのかな? 不安すぎるのかな? どんな感じ?」 と自分に聞けるからこそ、どんな答えを言う自分も、答えが今はまだ分からない自分も、否定せずに受けとめてあげる。

自分を受けとめてあげられてから、子どもたちにも聞いてみましょう。
「今、どんな気持ち?怖いのかな?不安すぎるのかな?どんな感じ?」
と。

スキル的な聞き方や言葉よりも、どんな気持ち、どんな状態の自分が言うか、が影響します。

「何を言うかより、誰が言うか」が大事。

親御さんたちは、皆さんお子さんの事で悩まれ、相当学んでいらしています。
変化も成長もしてきています。
それでも悲しいのも、ショックなのも、それだけ大切にしたい想いがあるからこそ。

ご自分のことも、子どものことも、大切に過ごせますように。
和声は、いつかお悩みのあなたの心の実家のようになれたら、と思います。

「ひとりじゃないよ」
「ひとりにしないよ」

一緒に悩んで、成長して、悲しみも喜びも味わって生きていきましょう♪

環境変化が不安なあなたへ「人間関係の極意」

2024.04.09 カテゴリー: ( ブログ )

あなたの春は、どんな環境変化がありますか?

いつもご覧くださり、ありがとうございます。大人の発達障がい当事者で、コーチング講師の和声です。

卒業、入学、入社は元より、引越しなど大きな環境変化が自分にも周りにも多くなる季節ですね。

障害のある方や、繊細な若者などとお話していて、最近よく話題になる環境変化は、実は自分の事ではなく周りの変化からの影響による「環境変化」だったりします。

 

担任の先生、上司、主治医、ヘルパーや訪問看護・支援事業所など、担当者の変更は、支えてくれる存在のため思いの外、大きなストレスとなっています。
人によっては、不安と恐怖から、時には予期不安で過呼吸などパニック発作を起こす人も。

 

こんな時にオススメなワークをご紹介します。
①やり方(スキル)と②在り方(マインド)に分けてお伝えしますね。

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①やり方:良かった出会いノート
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ノートに、今まで出逢ってきた良い人たちを書き出してみます。

支援者だけでなく、家族や趣味の繋がりでももちろんOK。今は関係性が無くなっていてもOK(学生時代の誰々など)
人間関係でイメージが湧かなければ、良い楽器店、お気に入りのラーメン屋さんなどお店や気持ちのいい店員さんやコミュニティなども良いですね。
推しがいる人は、ぜひ推しを書きましょう!
人が難しければ、お気に入りのアクセサリーなどの物でも、逆に楽曲など形のないものでもOK!
出逢えて良かった、と思える存在を思いつく限り書き出していきます。

 

「私は、自分にとって良い出逢いを引き寄せる運の強さを、間違いなく持っている!」

と、自分を信じる種を持つことから始めます。

離れていくものも、変化することも、生きていく中では自然なこと。

怖くて寂しくて恐ろしいけれど、悪いことじゃない。
変化しながら、ちゃんとまた良い人と出逢ってきたはず。
少なくとも、和声のブログに出逢ってくれていますね。
出逢ってくれてありがとう!

私も10年近く助けて貰っていたヘルパーさん(毎週毎週1番話を聞いてもらい支えてもらってきた方)がいましたが、事業所の廃業で新しく変わる事がありました。

 

どんなに勉強してきても、成長してきても、和声だって怖いものは怖い!
そんな環境変化の時に実際に試して、効果絶大、不安と恐ろしさを乗り越えられた方法です。

 

 

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②あり方:自分を信じて自立する
○良い人と出逢えてきた自分を信じる
○相手次第から、自分次第にする
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どんな人と出逢うかが不安になるのは、相手に「してもらおう」
(安心させてもらおう、幸せにしてもらおう、助けてもらおうなど)
と思っているからです。

 

自然な思考ですが、実はこれが落とし穴。これ、相手次第なんです。

相手次第とは、相手の言動や反応などによって振り回されている状態ですね。
だから不安も恐怖も止まらなくなる。止まらない不安の感情が、身体症状で表現されるとパニック発作や腹痛などで現れることもあります。

 

私が今回、ヘルパーさんの変化から改めて感じて、覚悟し直したこと。
それは支援者に対しても、 お医者さんに対して、例え、こちらが障害者や利用者だとしても、 「助けられるだけの人」ではないということ。
欲しい関係性は、自分次第で作っていくということ。

 

未来への不安は、過去の多くの傷つきと一緒に、他ならぬ自分の事を無力な存在、虐げられる存在として扱いがちになります。

ついつい、
私は患者だし、利用者だし…
相手はプロだし支援者だし…
やってもらって当たり前、
前の人もしてくれたから次の人も当然これくらいはしてくれるはず、言ったんだから分かってくれるはず、
と思いがちな自分に気付きました。

 

しかし、そうではなく。

・自分から、相手にも理解してもらいやすいように丁寧に伝える。
・伝えたとしても、分かってもらって当然じゃない。伝わるまでが私の責任。
・コミュニケーションは相互、1回完結ではなく、スタートしたばかり。

 

支援者と言えども、相手を一人の人として見て、労いや感謝を忘れず、良いところを見て伝える。
やってもらって当たり前、前の人もしてくれたから当然ではなく、
「当たり前に分かってもらえる・助けてもらえる」期待を手放し(減らし) ていく。

 

期待を手放すとは言え、自分なんて分かってもらえない、誰も助けてくれない、のとは違います。
分かってもらうことも、自分と相手が共に作る共同作業のイメージです。

 

お仕事をする時の自分のように、助けてくれる人、支援者さんやお医者さんに対して【おもてなし】を自分ですると決めました。

いい自分だけを頑張って見せている訳でもなく、自分のためにした選択。

 

それは、ドラえもんののび太のように、「ドラえも~ん!何とかしてよう!」とリクエストするだけの子供の立場から、大人同士の対等な関係へ変わるイメージ。

どんな支援者さんか?相手がどんな人か?で関係が決まるのでなく、
「どんな関係性をこれから作っていきたいか? 」を主体的に考えていくことがとても大切なポイントです。

 

今日はちょっと心の筋力が必要なチャレンジですが、支援を受ける時だけでなく、人間関係の極意にもなる本質的な方法をお伝えしてみました!

さあ、ここまで読んでみていかがだったでしょうか?

あなたの春の不安が、ほっとしたり、何とかなりそう、何とかできそうになりますように♪

 

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支援者さんと上手く日もいかない日も、和声は見守っていきますね。
もし困った時には、和声と一緒に作戦会議もできますよ。

○初回無料30分電話相談
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc3z_LyHxELLwdLAdNl3HMd9Bp3DQFICVrl-zW64ugJCLLxKQ/viewform

「相手の立場に立つ」ことってどんなこと?

2024.03.05 カテゴリー: ( ブログ )

あなたは誰の立場に立ちたいですか?

 

いつもご覧くださり、ありがとうございます。大人の発達障がい当事者で、コーチング講師の和声です。

 

子どもの立場に立ちたい、お客様の、部下の、パートナーの、友人の、仲間の、年老いた親の立場に立ちたい…。
理解したい、大切にしたい人がいる時、人は相手の立場に立ちたくなるもの。
けれど、相手の立場に立つのって案外難しいもの。
もし皆が自然と相手の立場に立てているなら、この世からはミスコミニュケーションもコミニュケーショントラブルも無くなっているはずですからね。

 

そこて今回は、
○どうして相手の立場に立つのが難しいのか?
○立場の定義
○立場に立つ実践的ポイント3選
をお届けします。

 

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○どうして相手の立場に立つのが難しいのか?
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そもそも、「立場」とは何を持って立場になるのか?明確な定義を知らないままだったりします。

そして多くの場合、自分の立場を持ったまま「相手の状況」に立って考えてみる事を、「相手の立場に立つ」と言っていたりします。
なので、立場に立てている「つもり」でコミニュケーションをとるので、コミニュケーショントラブルやミスコミニュケーションが後を絶たないのです。

よくある例が、テレビの虐待等のニュースで「人がする事と思えない、私だったら絶対こんな酷いこと出来ない」というコメント。
確かに虐待は酷い事であり、許されることではありません。
理解も出来ないでしょうが、あえて虐待せざるを得なかったとしたら…と考えてみます。
もし本気で社会から虐待を無くすのなら、時間と頭とそして心を使って考える。
つまり「あえて虐待せざるを得なかったとしたら…」と相手の立場に立つことが必要です。

社会問題の虐待に限らず、日常のコミニュケーションも、人間関係も同じです。

では、相手の状況に立つのと、相手の立場に立つ違いを定義から見てみましょう。

 

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○立場の定義
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マスターコーチングでは、立場を6項目に分けて明確に定義しています。

【立場とは】
①感覚
②感情
③思考
④所信信念・思い込み
⑤価値観・感
⑥個性(大切にしているものこと)

コーチングは質問型コミニュケーションなので、まずは自問自答で良いので、このように質問して相手の立場に立っていきます。

相手は、
何を見て聞いて感じているのか?
どんな気持ちなのか?
どんなことを考えているのか?
何を固く信じているのか?
何に価値があると考え(または感じ)ているのか?
何を大切に生きているのか?

人の立場に立つのは、普段使わない心の筋力を使うので鍛えていないと苦しくなります。
苦しくなった時には、心休ませたり(心の休養)、心満たされる(心の栄養)ことをしながら取り組んだり、コーチと一緒に取り組むのがオススメです。

 

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○立場に立つ実践的ポイント3選
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難しくなりやすいポイントも、沢山のご相談を受ける中で気付いたので、ご参考までにお伝えしますね。

①感覚をリアルに出す
まず、感覚がリアルに出にくい人が多いです。
「その人にとってはまるで○○のように感じる」と言うくらい、同じものを見聞きしても違う世界に生きるほど感じる事は違うものですが、見て聞いているものは自分の体感覚しかないので人の感覚は想像しにくい部分です。

相手の何気ない一言、例えば「刺すような視線を感じた」等、感覚を表す言葉には要注目です。

 

②どんな気持ち?
感情が出にくくなると、相手の立場に入っていきにくいもの。
ドラマや映画でも「感情移入」といいますが、見ている景色や世界、セリフや音楽で感情を増幅させて没入していきますね。
感情は「どんな気持ち?」という質問で引き出していきます。
しかし、 この時の答えでは、気持ちよりも思考を答えられる方が大変多いのです。
どんな気持ち?と質問しても、辛い、イライラ、悲しい、焦り、などの感情よりも、考え方や「○○と思った」という思考がよく出てきます。
意識して、思考と感情を分けてみましょう。

 

③価値観と個性の分け方
価値観(感)は、価値があると思うもので、無意識に時代や家庭環境から価値があると思い込んできたものとも言えるかもしれません。
それに対して、 個性は、その人が大切にしているもの。
大切にできる(してもらう)とプラスの感情が湧くもの。

個性も価値観(感)もどちらも、価値や大切と、似ているキーワードなので分けにくく感じるかと思いますが、
・価値があると思う考えること(思考や時代背景など)
・大切と感じて大切にされると感情が動くもの
で見ていくと、見分けやすくなるかもしれません。

また、質問に答えてもらって出てきた価値観や個性のさらに奥。
「どうして○○が大事なのか?価値があると思うのか?」の問の先に出てくるものが本当の個性かも知れません。

 

大切な誰かとコミニュケーションが上手くいかない時は、相手の立場に立って、相手をより理解出来るチャンスです。
立場の6項目を参考に、よかったら質問から始めてみてくださいね。

 

あなたが、大切な人の立場に立って、心地よいコミニュケーションが出来ますように。

W&H統括事務局
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