感謝を込めて講座を作りました『ADHD&双極性障害と受験勉強』
2021.11.23 カテゴリー: ( ブログ )
資格取得や受験など、長期的な目標を達成する為の勉強法は一体いくつあるのでしょう?
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
前回、公認心理師合格のご報告をさせて頂き、大変多くの方々からあたたかいお祝いのメッセージを頂きました。
お一人お一人のメッセージを読ませて頂きながら、「あーそうなんだ」と、ひとつ自分自身に気づいた事があります。
合格を知った時よりも、周りの方が私以上に喜んでくださっている様子が何よりも嬉しくて嬉しくて驚きました。
実は合格を知った時は、嬉しい感情はもちろんあるのですが、驚くほどささやかな嬉しさでした。
どれくらいささやかかと言うと、きっとテンション的には、アイスクリームのピノで当たりの☆のアイスが出た時の方が嬉しいくらいのささやかさ。
私にとって合格は嬉しさよりも「ほっ」と体の力が抜けた安堵感が一番大きかったです。
一年続けてきた受験勉強や出来ない自分と向き合う葛藤、多少の不安、受験勉強が入ったことによって、イレギュラーになった生活リズム…
綱渡りをするようなアンバランスさが終わる安堵感や、自分や周りの人としていた合格の約束を守れた安堵感だったように思えます。
私が学んだマスターコーチングでは、感情が動くところには必ず「大切なもの」が隠れている。
何故なら人は自分にとってどうでもいいことに、決して心が動かされないから。
そのひとりひとり違う大切なものが、その人らしさ「個性」であり、大切なものを大切にすることでその人がほしいプラスの感情を味わって、自分らしい幸せな人生を歩むことが出来る。と学んで来ました。
であるならば、私にとって「合格」が私を幸せにするのではなく、「大切な人を喜ばせる」事が私を幸せにするほど大切な個性だったのです。
私自身、今思えば発達障害の特性や時代もあって、中学校に半分(1年半)行けない不登校や引きこもり、鬱病やパニック障害などで、何が一番辛かったかというと、私がみんなと同じように出来ないことで、両親の笑顔がなくなり泣き顔や心配した顔、一緒に働く人たちや家族の困った顔、怒った顔、悲しむ顔を沢山見てきた事でした。
私にとってそれは、ありのままの私では大切な人を大切に出来ない、大切な人を喜ばせられない、迷惑な存在、ダメな存在、殺してしまいたいほど嫌な自分、そんな自分のせいで周りの人たちを苦しめているとしか思えませんでした。
今思えば周りの人は私を大切に思ってくれるからこそ、心配したり悲しんだり、一緒に苦しんでいてくれたのですけどね。
当時は私が何を大切にしていたのかも分からず、相手の事も分からず、発達障害であることも知らず、ただただ自分が悪いと自分を責めながら、早く死んでしまいたかった。
けれど私はコーチングと出逢って、味方と出逢って、私が何を大切にしたかったのかを知ることが出来ました。
出来ない事も人と違うことも間違いじゃない。違いは個性、その人らしさが輝く素。
私は大切な人が喜んでくれること、喜ばせられることがとっても大切だったんだ。
だからこんなに苦しんだし、沢山の出逢いと繋がりを通して今私はこんなに幸せなんだと気づきました。
相手が喜ぶかどうかはその人の自由だけれど、「大切な人が喜べる未来の為に今私が出来る事って何だろう?」
そんな問いを持ちながら私は私の大切なものを大切にしていきたいと思います。
・・・ということで!
この一年、発達障害と双極性障害のアンバランスを持ちながら長期的な目標「合格」に向けて私がやってきた方法をミニ講座にまとめました。
発達障害、ADHD、双極性障害だけでなく、体調やメンタルに波がある人や、子育てや仕事、介護などとの両立で悩む人とのヒントになれば嬉しいです。
あなたの周りで不器用だけど応援したい大切な人がいる方は、よかったら教えてあげてください。
『【ご報告】公認心理師に合格致しました』
2021.10.31 カテゴリー: ( ブログ )
2021年も残すところ、あと2ヶ月。
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
この1年間、実は心理職としては日本初の国家資格である、公認心理師の受験、合格を目指して勉強を続けてきていましたが、この度、多くの方々からの応援のおかげで合格する事が出来ました。
本当に応援し続けていただき、感謝でいっぱいです。
今回のチャレンジでは、仕事と暮らしの中では、今まで折り合いをつけてきていたADHDや双極性障害の躁状態&鬱期が、新しく勉強も加わる事で、この変化では久しぶりに、バランスを大きく崩すこともありました。
そのお陰で、改めて
・多くの人とは違う自分なりの勉強方法を見つけること
・自分なりの勉強、仕事、暮らしのバランスを見つけること
・健康を保つ方法(薬剤過敏と薬へのトラウマもある自分に合った薬をみつけること、ADHDでも服用し続けること)
・暮らしを心地よくすること
・仕事を私らしく続けること
など、受験以外にも自分らしく生きていくための工夫や方法の発見、応援してくれる方々、医療、サービスなどと繋がる機会になりました。
公認心理師の仕事の対象者は、障害者だけでも、高齢者だけでも、不登校、引きこもり、仕事でメンタル不全になった人、虐待や犯罪被害者、被災者、緩和ケアを受ける人だけではありません。
広く、心理に対して支援を必要とするすべての日本国民と、その関係者が、対象となります。
赤ちゃんが生まれる時(妊娠期)から、発達期も成人期も老年期も終末期も、人生の総てに寄り添う心の専門家。
それが、公認心理師です。
私が公認心理師を目指す前に昨年、活動への想いはこちらにまとめました。
『自殺する人を無くしたい』
この一点から始まったわたしの活動は、
『自分が自分の味方になれる方法を届ける』
『自分らしく生きる、人生の主人公を増やす』
『大切な人と味方になりあえるあたたかな社会を創る』
『どんな違いも面白がって尊重できる、可能性の拡がる共生社会の創造』
と、どんどん繋がり、広がっていきました。
今まで出逢ってくださった多くの方々、応援してくださる多くの方々のおかげで、公認心理師に合格する事が出来ました。
これからも、資格だけでない、現場でも未知の世界をその人の幸せな未来を一緒に切り拓いていける支援者になって参ります。
これからも、宜しくお願い致します。
ありがとうございます!
感情のコントロールは出来ないけれど…
2021.09.27 カテゴリー: ( ブログ )
あなたは感情に振り回される方ですか?
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
感情をコントロール出来たらいいのになって思った事はありますか?
コントロール出来たらいいですよね~
しかし、ここで残念なお知らせです。
発達障害のADHDということだけではなく、人はそもそも感情のコントロールは出来ません。
もっと言えば感情のコントロールが出来るようになってしまうと、人間らしく生きる心が壊れてしまいかねない恐ろしさがあるのです。
ただ、感情のコントロールは出来ないし、出来るようになってしまうと心が壊れてしまう事にも繋がりかねないけれど…
どうしても感じてしまう感情を「どう表現するか」はコントロールできます!
皆さんも気持ちの浮き沈みはありますよね?
自分で前向きに気持ちを切り替えたりしていると思うのですが、それは厳密に言うと感じたい感情を自分で100%コントロールしているのではなくて、まず湧き上がってきた感情(例えば落ち込むとか怒りとか)はコントロールしようと意識する前に否応なく感じてしまっています。
どういうことかと言うと例えば、怪我をしたときに「痛いと感じるな」、というのと同じで感情も感覚も感じるものなので、コントロールする前に感じていると言う事です。
感情も感覚も同じ感じるものであり、そのすべては人が生きる為に必要なもの。
感覚の痛いや熱い、疲れたなどネガティブな感覚は無いほうがいいと思いがちですが、感覚鈍麻がある私は実感を込めてお伝え出来ますが、痛さの感覚があるからこそ骨や筋を痛めるほどの無理をしないで身を守ることが出来る。
やけどやケガや暴力など危険なものから自身を守ることが出来る。
それと同じで感情の喜怒哀楽のすべても人が生きる為、もっと言えばその人らしく生きる為に必要不可欠なもの。
楽しいや嬉しいだけではなく、怒りや苦しみ、悲しさがあるからこそ、その場や関係性から離れる決断が出来て自分の心を守ることが出来るのです。
もし、むりやり感情をコントロールする(されると)、自分のことが分からなくなり、怒りや不安はなくなっても、意欲や喜びも失います。感情は一繋がりでどれもが大事なものだからです。
けれど、感じた感情を味わうこと、味わい方、分かち合い方、伝え方、何よりその感情の表現方法は『選ぶ』ことが出来るのが私達です。
とはいえ、最初は誰もが感情にそこまで意識したことがない方が多いので、感情の表現を上手くコントロールできなくても当然。
歩いたことのない赤ちゃんが、いきなり歩き出す前に、まずは座り、ハイハイをして筋肉を鍛えてつかまり立ちから、立つように。。
一つ一つの感情を良い悪いと判断することなく、ありのままにまずは感じて見る。
「あ~今私は〇〇な気持ちなんだな…」以上!
ただただ淡々と自分の気持ちを受け止める繰返しから始めて見て、段々と色んな感情の自分を受け止められるようになってきたら
「あ~そっか今□□(自分の名前)は△△の事で〇〇な気持ちなんだね」
「どうして△△の事で〇〇な気持ちになったんだろうね?」
「何が大事だったから〇〇な気持ちになったんだろう?」
こんな風に自分との会話(セルフコーチング)を通して感情だけに注目するのではなく、その奥にあった大切にしたいもの=感情の源・個性に心を寄せて行くことで本当に大切なものを大切に出来る表現を選んでいけるようになっていきます。
子どもの頃から家の中で暴れてしまうほど感情のコントロールが効かず、自分自身の感情にも振り回され周囲との人間関係も壊してきてしまった私が、以前より穏やかに自分らしく暮らして生きて行くために実践してきたセルフコーチング。
感情に振り回されてしまって辛い時には試してみてくださいね!
あなたが感情の表現を選べるだけではなく、どんな感情も恐れることなく思う存分味わって、自分らしく生きられることを心から応援しています!