『【ご報告】公認心理師に合格致しました』
2021.10.31 カテゴリー: ( ブログ )
2021年も残すところ、あと2ヶ月。
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
この1年間、実は心理職としては日本初の国家資格である、公認心理師の受験、合格を目指して勉強を続けてきていましたが、この度、多くの方々からの応援のおかげで合格する事が出来ました。
本当に応援し続けていただき、感謝でいっぱいです。
今回のチャレンジでは、仕事と暮らしの中では、今まで折り合いをつけてきていたADHDや双極性障害の躁状態&鬱期が、新しく勉強も加わる事で、この変化では久しぶりに、バランスを大きく崩すこともありました。
そのお陰で、改めて
・多くの人とは違う自分なりの勉強方法を見つけること
・自分なりの勉強、仕事、暮らしのバランスを見つけること
・健康を保つ方法(薬剤過敏と薬へのトラウマもある自分に合った薬をみつけること、ADHDでも服用し続けること)
・暮らしを心地よくすること
・仕事を私らしく続けること
など、受験以外にも自分らしく生きていくための工夫や方法の発見、応援してくれる方々、医療、サービスなどと繋がる機会になりました。
公認心理師の仕事の対象者は、障害者だけでも、高齢者だけでも、不登校、引きこもり、仕事でメンタル不全になった人、虐待や犯罪被害者、被災者、緩和ケアを受ける人だけではありません。
広く、心理に対して支援を必要とするすべての日本国民と、その関係者が、対象となります。
赤ちゃんが生まれる時(妊娠期)から、発達期も成人期も老年期も終末期も、人生の総てに寄り添う心の専門家。
それが、公認心理師です。
私が公認心理師を目指す前に昨年、活動への想いはこちらにまとめました。
『自殺する人を無くしたい』
この一点から始まったわたしの活動は、
『自分が自分の味方になれる方法を届ける』
『自分らしく生きる、人生の主人公を増やす』
『大切な人と味方になりあえるあたたかな社会を創る』
『どんな違いも面白がって尊重できる、可能性の拡がる共生社会の創造』
と、どんどん繋がり、広がっていきました。
今まで出逢ってくださった多くの方々、応援してくださる多くの方々のおかげで、公認心理師に合格する事が出来ました。
これからも、資格だけでない、現場でも未知の世界をその人の幸せな未来を一緒に切り拓いていける支援者になって参ります。
これからも、宜しくお願い致します。
ありがとうございます!
感情のコントロールは出来ないけれど…
2021.09.27 カテゴリー: ( ブログ )
あなたは感情に振り回される方ですか?
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
感情をコントロール出来たらいいのになって思った事はありますか?
コントロール出来たらいいですよね~
しかし、ここで残念なお知らせです。
発達障害のADHDということだけではなく、人はそもそも感情のコントロールは出来ません。
もっと言えば感情のコントロールが出来るようになってしまうと、人間らしく生きる心が壊れてしまいかねない恐ろしさがあるのです。
ただ、感情のコントロールは出来ないし、出来るようになってしまうと心が壊れてしまう事にも繋がりかねないけれど…
どうしても感じてしまう感情を「どう表現するか」はコントロールできます!
皆さんも気持ちの浮き沈みはありますよね?
自分で前向きに気持ちを切り替えたりしていると思うのですが、それは厳密に言うと感じたい感情を自分で100%コントロールしているのではなくて、まず湧き上がってきた感情(例えば落ち込むとか怒りとか)はコントロールしようと意識する前に否応なく感じてしまっています。
どういうことかと言うと例えば、怪我をしたときに「痛いと感じるな」、というのと同じで感情も感覚も感じるものなので、コントロールする前に感じていると言う事です。
感情も感覚も同じ感じるものであり、そのすべては人が生きる為に必要なもの。
感覚の痛いや熱い、疲れたなどネガティブな感覚は無いほうがいいと思いがちですが、感覚鈍麻がある私は実感を込めてお伝え出来ますが、痛さの感覚があるからこそ骨や筋を痛めるほどの無理をしないで身を守ることが出来る。
やけどやケガや暴力など危険なものから自身を守ることが出来る。
それと同じで感情の喜怒哀楽のすべても人が生きる為、もっと言えばその人らしく生きる為に必要不可欠なもの。
楽しいや嬉しいだけではなく、怒りや苦しみ、悲しさがあるからこそ、その場や関係性から離れる決断が出来て自分の心を守ることが出来るのです。
もし、むりやり感情をコントロールする(されると)、自分のことが分からなくなり、怒りや不安はなくなっても、意欲や喜びも失います。感情は一繋がりでどれもが大事なものだからです。
けれど、感じた感情を味わうこと、味わい方、分かち合い方、伝え方、何よりその感情の表現方法は『選ぶ』ことが出来るのが私達です。
とはいえ、最初は誰もが感情にそこまで意識したことがない方が多いので、感情の表現を上手くコントロールできなくても当然。
歩いたことのない赤ちゃんが、いきなり歩き出す前に、まずは座り、ハイハイをして筋肉を鍛えてつかまり立ちから、立つように。。
一つ一つの感情を良い悪いと判断することなく、ありのままにまずは感じて見る。
「あ~今私は〇〇な気持ちなんだな…」以上!
ただただ淡々と自分の気持ちを受け止める繰返しから始めて見て、段々と色んな感情の自分を受け止められるようになってきたら
「あ~そっか今□□(自分の名前)は△△の事で〇〇な気持ちなんだね」
「どうして△△の事で〇〇な気持ちになったんだろうね?」
「何が大事だったから〇〇な気持ちになったんだろう?」
こんな風に自分との会話(セルフコーチング)を通して感情だけに注目するのではなく、その奥にあった大切にしたいもの=感情の源・個性に心を寄せて行くことで本当に大切なものを大切に出来る表現を選んでいけるようになっていきます。
子どもの頃から家の中で暴れてしまうほど感情のコントロールが効かず、自分自身の感情にも振り回され周囲との人間関係も壊してきてしまった私が、以前より穏やかに自分らしく暮らして生きて行くために実践してきたセルフコーチング。
感情に振り回されてしまって辛い時には試してみてくださいね!
あなたが感情の表現を選べるだけではなく、どんな感情も恐れることなく思う存分味わって、自分らしく生きられることを心から応援しています!
感覚過敏と脳のキャパ
2021.08.28 カテゴリー: ( ブログ )
「お買い物」と言ったらどんなイメージが浮かびますか?
楽しい?わくわく?めんどくさい?
人それぞれ、その時々によっていろいろなイメージがあっていいですよね。
皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
私にとってお買い物というと、ずばり苦手なもの。
発達障害の2次障害で双極性障害がある私にとって、もっと言えば慎重にしないと帰宅後に吐いて倒れてしまうほど疲れたり、生活が後々困るほど買いすぎてしまったり、、、なかなか難易度の高い物でした。
今まで私は買い物で疲れてしまうのは、脳の情報処理が出来るキャパがそんなに多くない事とそもそも感覚過敏の特性からスーパーやお店に置いてある商品からの様々な色や形、言葉の数々、、、そんな視覚情報の多さに、人酔いならぬ「物酔い」をしてしまうことにありました。
———- そこで私が工夫している事 ———-
・大型店舗は避けて個人商店で買い物をする
・買うものメモを事前に作成して、メモ以外のものは見ない、買わない
・買い物に行けるくらい元気な時は、双極性障害が躁転していることが多いので、買いすぎない様リミッターを用意する。
リミッターとは、
①一万円以上は商品を見つけて一回目で買わない。
帰宅してから熟考し、ファイナンシャルプランナーの先生と相談などワンクッション置いてからほしい気持ちと家計のバランスを見てから購入する。
②一人で買い物に行かない。
私の場合、毎週ヘルパーさんに買い物の同行支援をお願いしています。
毎週会うことで躁状態と鬱状態の私を知ってもらい、自分で気づかない軽躁状態も先に気づいて買いすぎていることをフィードバックしてもらう事で、買いすぎを予防。
ちなみに物の多さに疲れるなら、ネットで買い物すれば大丈夫な人も多いと思いますが、私の場合ITが非常に苦手なことと、ネットの中でも文字や写真を視覚情報の多さや、そもそも何が自分の欲しい物か見つけることも大きなハードルになっているので、ネットお買い物は、ほぼほぼ得意な人(ITドクター)にお任せしています。
本当はお買い物の楽しさや嬉しさもあるはずなのに、でも発達障害や双極性障害の特性や症状によって、苦しさや上手くいかない失敗体験、こんなことも満足に出来ないダメな自分と、自分を責める理由に今までずっとしていました。
それでも一つづつ凸凹の私なりの工夫やリミッターを発見していくことで、省エネのお買い物も楽しいお買い物も少しずつ出来るようになってきました。
今私は精神障害を持ちながら一人暮らしをする当事者です。
私が日々暮らしたり働いている中で発見や工夫してきたことが、障害のあるなしだけでなく、自分の凸凹やアンバランスさに疲れたり、自信を失っている人の背中をそっと押してあげられるヒントになったら嬉しいです。